その瞬間、私は全てのものから開放され、本当の意味での【自由】を手に入れました。
「胆汁」タグの記事一覧
胆汁のチューブが要らなくなる
『結論から言うと、チューブは抜けると思います。まず、チューブの接合部分を外し2、3日様子を見て、熱など出なければチューブを抜きましょう。これは、医学会においても例がありません。』
『驚いたことに胆管が正常に戻っています。』
『笹野さん、結論から言うと、胆管は正常に戻っています。』『それにしても不思議だ。』そう看護師さんへも声をかけていました。
胆管が正常に戻った?!再検査をお願いする
2005年(平成17年)11月初旬、私の体から出ている胆汁は1,000cc以下に減り始めていました。胆管が正常になり、胆汁が体の中へ流れ始めているのか、それとも、また詰まってしまう前兆なのか。私は良い方に考えて良いのか、悪い方に考えたほうが良いのか迷っていました。
胆汁が安定し、点滴を受けなくなる
2005年9月27日の点滴を最後に、外来で点滴を受けることは無くなりました。
シャワーも大変でした
この頃は情けないことにシャワーでさえ一人で浴びる事が出来ませんでした。シャワーを浴びる準備と、シャワーを浴びた後の処置は、必ず誰かの手を借りなければなりませんでした。
胆汁から赤いミミズのようなものが・・・
この頃、胆汁から赤いミミズのようなものが出てきた経験をしました。しかも不思議なことにそのミミズのようなものが出てきたのは一時的な出来事でした。
胆汁がとても不安定でまた入院
バルーン手術検査以来、入退院を繰り返すことになってしまい、病状も肝臓がんの悪化というよりは、胆汁の不安定による脱水症状が主な原因でした。
余命3ヶ月から1年、胆汁記録帳を始める
『1年前の今頃は、本当に大変な思いをさせてしまったな。』『そうだよね。1年経ったんだね。もうあんな思いは二度としたくないよ。先生からお父さんが死んでしまう状態だと聞かされてあの時は必死だったけど、でも今思えばお父さん、本当によく助かったと思うよ。』『うん。本当によく助かったと思うよ。』
胆汁チューブの生食水処置を初めて自分で行う
ある日、病院での点滴を終え、家で休んでいるとまたもや胆汁の出が、ピタッと止まってしまいました。そこで私は以前、主治医から教えてもらった方法で、初めて自己処理をしてみることにしました。
胆汁が何度も止まる初めての経験
胆汁の流れが何度も止まってしまうという初めての経験をしました。
娘の結婚式が2ヶ月後と聞く
末娘夫婦は籍は入れていたものの、まだ結婚式は挙げていませんでした。この頃は私がもう肝臓がんで死ぬような事は無いと家族は皆思っていてくれるようになっていた頃で私の体調を考え、2ヶ月後の8月下旬(2004年・平成16年)に挙式の予定を進めている事を聞きました。
胆汁が詰まりチューブ交換
ただでさえ、邪魔で面倒だったわき腹にあるチューブが、この頃から良く詰まるようになって来てより大変で面倒なものになっていました。
退院許可が出ても私は【末期がん患者】
私は自分が末期がん患者である現実を受け入れながらひとつひとつ出来ることをやっていくのみでした。
人は死の直前、急に体調が良くなる
【人は死の直前、急に一時的に体調が回復することがある】と聞いた事があります。幸い、私は今こうやって元気に過ごしていますが、こんな経験がありました。
胆管を広げることは可能?
前からちょっと気になっていたのだけれど、細くなった血管を広げる手術って良く聞くよね。同じように【胆管】を広げる手術って出来るのかなあ?もし胆管を広げる事が出来たら、胆汁も流れてこんなチューブなんて要らなくなるだろうと思って。